年下男子注意報!!1
「朝霧日向の彼女?」
「は?」
こいつ、今何て?
『朝霧日向の彼女?』
「はぁぁぁぁぁぁ!!?」
ちょっと待ておいっ!!
なんでそーなるっ!!
ちっとも日向と一緒に学校にいないのにっ!!?
私は日向に学校では近づくなって言ってる。
だから日向はあまり近づいて来ない。
来ても逃げる。
「私は、ひな・・・朝霧日向の彼女じゃございません!!」
全力で拒否する私。
「ふーん。」
意地悪く笑う麻野くん。
こいつキャラが変わってる。
「じゃぁ、これ何?」
「っ!!?」
目の前には日向に私が抱き締められている写真。
「実は、遊園地で見てたんだぁ。」
「・・・っ。」
黙ることしか出来ない。
「彼女じゃないとしてもこんな写真、ばらまいたら大変なことになるよね?」