年下男子注意報!!1



「何が言いたいのよ?」

にこにこ笑う麻野くんを睨みつける私。

「この写真ばらまかれたくなかったら俺の言うこと聞けよ。」

「は?」

何言ってんの?
こいつ?

「言うことって・・・。」

「そう・・・。中原さんには断る権利はないよ?」

「・・・。」

ムカつくなぁ!!
おいっ!!

私を俺様的な瞳で見つめる麻野くん。

「麻野くんだって私に命令する権利はないっ!!」

きょとーんと私を見つめる麻野くん。

何よ・・・

私はさらにキツく麻野くんを睨みつけてやる。

「ククッ。どーしてそー言えるんだ?」

いつの間にか楽しそうに私を見つめる麻野くん。

「だって私も麻野くんの秘密を知っている!!」

「へー?何?」

私は麻野くんにビシッと指さして勝ち誇ったように笑う。
勝ち誇ったように笑う顔は日向の真似をしているつもり。



< 101 / 235 >

この作品をシェア

pagetop