年下男子注意報!!1
「何が言いたいのよ?」
にこにこ笑う麻野くんを睨みつける私。
「この写真ばらまかれたくなかったら俺の言うこと聞けよ。」
「は?」
何言ってんの?
こいつ?
「言うことって・・・。」
「そう・・・。中原さんには断る権利はないよ?」
「・・・。」
ムカつくなぁ!!
おいっ!!
私を俺様的な瞳で見つめる麻野くん。
「麻野くんだって私に命令する権利はないっ!!」
きょとーんと私を見つめる麻野くん。
何よ・・・
私はさらにキツく麻野くんを睨みつけてやる。
「ククッ。どーしてそー言えるんだ?」
いつの間にか楽しそうに私を見つめる麻野くん。
「だって私も麻野くんの秘密を知っている!!」
「へー?何?」
私は麻野くんにビシッと指さして勝ち誇ったように笑う。
勝ち誇ったように笑う顔は日向の真似をしているつもり。