年下男子注意報!!1
*王子の思惑 悪魔の救い*
「あっ!!これ、日向に似合いそうっ!!」
私の手には可愛いシーサーのストラップ。
今日は修学旅行最終日。
日向への想いを自覚し、恋する乙女として覚醒しつつある今日この頃。
あの日以来愛が私を守ってくれているため麻野くんと二人っきりになることはめっきりなくなった。
「確かに似合いそうね。ピンクだし。」
「そうそう!!日向のイメージカラーってやっぱりピンクだよねぇ!!」
よしっ!!
これをお土産として買って日向に話しかけるぞ!!
「それ朝霧日向に買うの?」
愛の呆れた声が聞こえる。
「もちろん!!」
満面の笑みで答える私。
「朝霧日向に買いすぎ。」
「だって!!」
日向にあげたい物がいっぱいあるんだもん!!
「まーいいけど。」
愛は星の砂のペンダントを持っている。
「かわっいー!!」
「まーね。」
当然でしょ?オーラを放つ愛様。
「私これにするわ。」
そして二人でレジに向かおうとした。
でも・・・