年下男子注意報!!1
「若菜っ!!愛っ!!」
私たちは夏樹によって呼び止められた。
てか・・・
「全部買うのっ!!?」
「しかも全部食べ物・・・。あり得ないわ。」
私たちの目の前にはカゴいっぱいに食べ物をいれてる夏樹。
いや、突っ込んでるって言ったほうが正しいかも・・・。
そしてそのカゴを二つも持ってる。
「おうっ♪全部買う!!てか、愛あり得ないとかひどすぎじゃね?うちからしてみればペンダント買う方があり得ないべ。」
「それはアンタだけよ。」
「本当そうだと思う。」
二人の会話に入ってきたのは健斗。
「うるせぇ!!てか、勝手に会話に入ってくんなっ!!」
ギャーギャー騒ぐ夏樹と落ち着いてる愛。
そして黙っている健斗。
「ねぇ?そんなに買ってお金大丈夫なの?」
私は疑問に思ったことを口にする。
「あっ!!」
夏樹は『忘れてたっ!!』っていいながら財布の中身を見る。
「・・・。」
黙る夏樹。
これは・・・。
「足りないのか。」
ぼそりとそう呟く健斗。