年下男子注意報!!1
こいつ!!
力強すぎっ!!
「日向っ!!」
無意識の内に日向の名前を呼んでいた私。
「他の男の名前呼ぶなよ。口塞ぐぞ。」
麻野くんの不機嫌で甘ったるい声が響く。
「いやっ!!」
「はーい。そこまでぇ。」
「っ!!?」
「ひな.....たっ。」
そこにはいるはずのない人物が.....
私も麻野くんも心底驚いてる。
日向だ。
日向は私たちに歩み寄ってくる。
「話はぜーんぶ聞いたよ?フフッ♪この僕に喧嘩売ってんの?」
これはっ!!
この日向は魔王日向っ!!
魔王日向の声は聞いたことあったけど顔は見たことがなかった私。
「.....。」
こわっ!!
可愛いさの微塵も欠片もないっ!!