年下男子注意報!!1


「っ...。」

若菜が顔をあげた。

真っ赤な顔。

いつもと違う若菜の表情。

「若菜.....。」

気がつけば若菜の名前を呼んでいた僕。

「ひなっ....た。」

恥ずかしそうにまた顔を下げる若菜。

やっと、やっと自分の気持ちにきずいたの?

「どーしたの?」

僕はわざと若菜をまっすぐ見つめる。

「見ないで....恥ずかしい。」

聞こえてきたのは若菜の可愛い声。

やっぱり....

「若菜。僕、若菜のこと好きだよ。」

いつもとは違う『好き』。

今の若菜ならわかるよね?


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