年下男子注意報!!1


「止めなよ?みっともない。」

女子生徒の腕を掴んでいる麻野くん。

「なっ何で....?」

私の目の前にいるのは麻野くんだった。

「どっどうして?麻野くんがここに?」

女子生徒の怯えた声が聞こえる。

私には麻野くんの顔が見えないため麻野くんがどんな表情をしているのかよくわからない。

だけど、女子生徒の怯えた声から穏やかな表情ではないことはわかる。

「さあ?」

麻野くんの楽しそうな声が聞こえる。

「それより、早くどっか行ってくんない?目障り。」

今度は冷たい麻野くんの声が聞こえた。

「「っ!!?」」

女子生徒たちの顔が歪む。

「ごめっ....ん。」

「行こっ...。」

そう言うと女子生徒たちはその場を走って逃げて行った。












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