年下男子注意報!!1



「何で何も言わなかったんだ?」

麻野くんは私の隣に座り話かけてきた。

何でって....。

「わかってるくせに。」

麻野くんはカンがいいと思う。

だから、私が何も言わなかった理由くらいわかるはずだ。

「.....。」

黙んなよっ!!

黙って私を見つめる麻野くん。

「....っ。」

思い出す。

あの時の麻野くんを....。

「あっ麻野くん....。」

ギュッ

強く拳を握って私は構える。

「何やってんの?」

私を見て小バカにしたように笑う麻野くん。

「ちっ近づかないで!!」

私はその場でジョブをしてみせる。

そう、私は今ファイティングポーズをとっているのだ。









< 201 / 235 >

この作品をシェア

pagetop