年下男子注意報!!1
「はいはい。」
呆れたように笑いソファーの一番端まで麻野くんは移動した。
「「.....。」」
長い沈黙が続く。
何さ、この空気?
私たちの間に変な空気が流れる。
そんな空気を変えたのは麻野くんの一言だった。
「何かあったら俺に言えよ。」
「え?」
麻野くんは私をまっすぐ見つめる。
「朝霧に言えないなら俺に言え。俺が助けるから。」
真剣な眼差し。
その瞳には優しさが宿っている。
誰よ。これ?
「騙そうとか思ってない?」
私は疑いの目で麻野くんを睨む。
私を舐めんなよっ!!
毎日、日向に騙されてんだからなっ!!
「ククッ。お前、本当失礼な奴だな。」
心底楽しげに笑う麻野くん。
何、こいつ!!
マジむかつくっ!!