年下男子注意報!!1
ドアが開く音がしたのでドアの方を見る。
木本先生帰ってきたのかな?
でも、そこにいたのは.....
「若菜っ!!」
「日向っ!!?」
凄く息が荒い日向がいた。
日向は麻野くんを見るなり血相を変え凄い勢いで麻野くんを睨む。
「はぁっ...はぁ。若菜。」
私を見て安心したように笑う日向。
心配になった私は日向に近寄ろうと立とうとする。
でも....
「っ!!?」
足首に軽い痛みが走る。
先生が手当てしてくれても痛みは思うようには消えてくれない。
「若菜?どーしたの?」
心配そうに私を見つめる日向。
「何でもない。」
「ことないでしょ。」
私をまっすぐ見つめる日向。
この目。
天使でも悪魔でもましてや魔王でもない。
まっすぐな日向の目だ。
「.....っ。」
私の一番苦手な日向だ。