年下男子注意報!!1
「分かった。取ってあげる。」
私の顔に触れる長い指。
日向の指って長いんだ・・・。
「目閉じて・・・。」
私は素直に日向の言うことを聞く。
「若菜・・・。」
日向の吐息が私にかかる。
妙に色っぽい日向の声。
「日向・・・。」
いつの間にか日向の名前を呼んでいた私。
日向と私の距離は多分近いんだと思う。
気になって少し目を開けようとする。
「ダメ・・・・。閉じていて?ちゃんと取ってあげるから。」
私が目を開けようとすると日向が私の目を手で隠す。
「・・・・。」
私は言われるがまま目を閉じて日向が私のよだれを取ってくれるのを待つ。
・・・・。
眠たくなってきた。
だって、目閉じてるんだもん。