年下男子注意報!!1
あー私は知っている。
こんなモヤモヤする感情を。
「ムカつくっ!!」
気が付けばそう叫んでいた私。
絶対この部屋には入れさせないっ!!
敵・・・そう日向は今自分の部屋にいる。
「見てなさい!!日向!!私の本気見せてあげるわっ!!」
ホーホホホッ
高笑いをしながら日向の部屋らへんを指差す。
真上に向けられた指先は右へ左へとウロウロしている。
「えっとぉ?日向の部屋は二階の私の部屋の隣だからあのあたり?いやいやもう少し右か・・・?」
って!!
そーじゃなくてっ!!
「お菓子作んなきゃっ!!」
一人だと誰もつっこんでくれないから困ったもんである。
「さぁーいくぞっ!!」
気合いを入れて腕捲りをした私はお菓子作りを始めた。