年下男子注意報!!1



どのくらい時間がたったのだろう。

もうこの部屋には警察もあの男の人もいない。

「・・・。」

「落ち着いた?」

未だ私は日向の腕の中。
だけど私はさっきから大人しく日向の腕の中にいる。

「うん。」

日向は私の答えを聞いて満足げに笑ってる。
いつもならむかつく笑い方だけど今は安心感さえ抱かせる笑い方だ。

落ち着いていろいろ考えれるようになってふと思った。

「何で警察は殺人犯がうちにいるってわかったんだろ?」

疑問に思った。
だって警察は明らかにここに犯人がいる!!って勢いでこの部屋に入ってきた訳だし・・・。

私がうんうん考えていると日向がすぐに答えてくれた。

「あー、それは僕が通報したからだよぉ♪」

ふーん。
あれ?じゃぁ・・・

「日向、私の前では通報してないよね?いつから殺人犯がうちに来たってわかったの?」

頼む。
この部屋に入った時だよ。って言ってくれ。

「さぁ?だけど一つだけ言えるのはこの部屋に入る前から殺人犯がいるってことにはきずいてたよぉ♪」

つまり、あの時
あたかも今犯人見つけました、若菜が押し倒されている、焦ってます。
っていう行動などは・・・

「演技だったのねっ!!」

「そーだよぉ♪さすが若菜正解♪」

最悪っ!!
きずいたら助けに来いよっ!!

私は日向を睨む。

「僕、無謀なことは絶対しない主義だからぁ♪」




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