年下男子注意報!!1
最初におかしいと思ったのは玄関に知らない血が付いた男物の靴があったこと。
「・・・。」
僕は結構カンがいい。
「ふ〜ん。」
血が滴ったあとをついていく。
この部屋は・・・。
「若菜・・・。」
若菜がいる部屋。
耳をすませる。
「やっ・・・。」
若菜の怯えた声が聞こえる。
そして・・・
「騒ぐな。」
男の低い声が聞こえた。
僕は一旦、階段の方まで戻る。
「もしもし、警察ですか?」
僕は警察に電話をかけた。
簡潔に今の状況を説明する。
「はい。わかりました。よろしくお願いします。」
警察いわくすぐに行くからそこで待ってろということ。
言われなくてもそーするけど。
だけど少し気になってまた部屋の前まで移動する。