年下男子注意報!!1
「おい、この家にはお前以外誰かいるのか?」
「いえっ・・・今は私だけです。」
「そうか・・・。」
二人の会話が聞こえる。
若菜の怯えた声。
何このモヤモヤする感じ?
「・・・。」
僕は黙って二人の会話に耳をすませる。
「お前可愛いな。」
「へっ?」
当たり前でしょ?
若菜は可愛いに決まってんじゃん。
僕はさらにモヤモヤする。
ドンッ
この音は多分若菜を押し倒した音。
「・・・っ。」
落ち着け。
大丈夫。
部屋に入りそうになるのを必死で堪える。
ビリビリッ
「やっ・・・!!」
この音は多分若菜の服が破られた音。
そして嫌がる若菜の声。
「・・・っ。」
拳を強く握る。
ダメだ。
まだ勝算はない。
警察が来るまで待つんだ。