年下男子注意報!!1
僕が警察より先に警察が言いたかったことを言ったからだろう。
「では。」
僕は素っ気なく挨拶して若菜の所へ向かう。
若菜はソファーの上でうなだれていた。
「若菜。」
僕は若菜の名前を呼ぶ。
「大丈夫?」
大丈夫なはずがないのに僕は若菜に聞いてみる。
「あっ・・・うんっ。」
やっぱり大丈夫じゃないみたい。
若菜は上手く喋れていない。
「無理しちゃダメだよ。」
僕は気がつけば若菜を抱き寄せていた。
自分の変化にきずく。
若菜を優しく抱き寄せる僕。
僕はようやくきずいた。
若菜はただのお気に入りじゃない。