年下男子注意報!!1
「何でもないっすっ!!」
日向から目をそらしたまま否定する私。
ヤバい・・・。
何がヤバいかわかんないけど何かヤバいっ!!
「何でもないことないでしょ?」
グイッ
日向が私の顔をつかんで自分の方へ向かせる。
「っ!!?」
いつもとは違う日向。
悪魔でも天使でもない日向。
少しだけ私に微笑みかけている。
ドキドキ
心臓が破裂しそう。
やっぱり、日向は変わった。
「そんな顔で見ないで・・・。」
日向の目が見れない。
私は日向の腕をつかんで私の顔から離れるように努力する。
こいつっ!!
本当力強いっ!!
「何で?」
日向からの質問。
何でって・・・
「何で?」
私は日向からの質問をおうむ返ししていた。