年下男子注意報!!1
人混みを掻き分けてさっきいた場所へ戻っていく。
あっ!!
日向いたっ!!
「ひなっ・・・。」
私は日向を見つけて声をかけようとした。
でも・・・
「・・・っ。」
日向は女の人たちと話していた。
楽しそうに笑う日向と女の人たち。
何でこんな・・・。
「嫌なんだろ。」
ポツリとそう呟く私。
モワモヤする。
何?
この感情?
気がつけば日向たちに歩み寄っていく私。
近づくにつれ日向たちの会話が聞こえてくる。
「ねぇ、お姉さんたちと遊ぼぉ?」
「ごめんねぇ?僕一人じゃないからぁ。」
「えー?一人じゃぁ〜ん。」
何言ってるの?
日向は一人じゃない。
日向は・・・
「私と来てるのっ!!」
いつの間にか日向たちの会話に入っていた私。
女の人たちは私を見てる。
「はー?何言ってんのぉ?」
「きっもぉー。誰よこいつ?この子のストーカーとかぁ?」
ケラケラ笑う女の人たち。
ストーカー?