年下男子注意報!!1
「あっ・・・。ごめっんな・・さい。」
女の人たちはそう言い残してここを去っていった。
あんな日向見たことない。
「若菜ごめんね。」
日向の申し訳なさそうな声が聞こえる。
「何で日向が謝るの?」
日向はちっとも悪くないのに。
「・・・。」
日向は何も言わずに私を抱き締める力を強める。
ねぇ日向?
「皆さまが私たちをガン見してるよっ!!」
日向の腕の中でそう叫んだ私。
凄い・・・。
みんな私たちを見てる。
「知ってるよぉ♪」
日向の明るい声が聞こえる。
「知ってるよって!!離しなさいっ!!」
恥ずかしいっ!!
とりあえず暴れまくる私。
「やぁーだ♪」
「やだじゃないっ!!」
私たちを見るたくさんの人。