絶対裏校則
「ぇえ~何で?面白そうじゃん!なあ、俺もそこ受けるから慶も受けねぇ!?」

「お前…何か楽しんでね?」

「え!?」と言う顔がやけに楽しそうで、これは何か企んでいる、と思った。

「なぁ~受けてみようぜ!?変な校則とやらを知りたくねぇのか!?何で三年に一回男子生徒一人だけが辞めていくのか知りたいだろ!?な!?」

翼のこの勢いに押されてつい「ぁあ」と答えてしまった。

「よっしゃあ!!よし!!今から勉強すっぞ!!」

「ちょっ…おい!翼ぁ!!」

俺は翼に腕を掴まれ、何処に行くかと思えば…



「俺んちかよ!!」

そう思わずツッコんでしまった。

「いいじゃん、いいじゃん♪まぁまぁ上がって♪」

「上がってって…だからここ俺んち!!」

すっかり翼のペースに呑み込まれてしまった。

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