絶対裏校則
それからと言うもの、俺たちは毎日学校から帰ると俺んちでひたすら勉強した。

初めはやる気なかった俺も、ここまできたら…と必死になってやった。



そして試験当日―――


俺たちは会場へ向かう。
着いたかと思えば、門の前に数人の男性と…ここの生徒らしき女性が立っていた。

「な、何だこいつら…」

まるで俺たちを中に入れさせないようにしているかの様に門を閉め、その周辺をガードしている。

「なあ、慶、試験日今日であってるよな?」

「あってるも何も昨日学校でハゲセンが明日っつってただろ…」

ハゲセンとは俺たちの担任で「ハゲた先生」とゆうとこから俺と翼が決めたあだ名だ。

「でもさ…何か変じゃね?もうすぐ試験開始時間だってゆうのに門閉められてるし…それにこの人たち…」

「とりあえず行ってあの人らに聞いてみようぜ」

そう言って俺たちは門の前にいる奴らに聞いてみる事にした。
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