絶対裏校則
「信じらんない!何で涼子なの!?これじゃあ裏校則の意味ないじゃん!!あたしは認めないから!!」
教室から聞こえる声…
この声からすると、優奈だろう。
俺はまた一つ、問題が増えた…と、ため息をつく。
それをよそに、優奈の声を聞いた涼子はドアを開けて優奈に言い返すように叫ぶ。
「何よ!!自分が慶ちゃんと付き合えないからってひがまないでよね!?これは麗華さんが決めた事だから絶対なの!!」
「ふんっ!麗華さんの命令じゃなかったら付き合ってもらえなかったくせに!!いい気になんないでよね!!」
何処でこの情報を聞き付けたのだろう…
どうせなら隠れて付き合いたかった。
その方が楽だったかもしれない。
そんな中、翼は自分の席で小さくなっていた。
そして寂しそうにこっちを見ている…
俺は口論する二人の目を見計らって翼にメールをする。
「今日は別々に帰ろう。俺達が一緒に住んでいるのがバレるとまずいから」
それだけを打ち、送信する。
直ぐにメールに気付いた翼は、携帯を見て一瞬「え?」と言う表情を見せた。
そして、親指でボタンをカチカチさせる。
多分、返事を打っているのだろう…
そう思っているとバイブがなった。
翼からだ。
本文を見ると
「分かった」
とだけ書かれていた。
この一言が何故か翼の「寂しさ」を感じとっているようで少し胸が痛んだ…
「ごめんな…」
そう悔やむように俺は呟いた。
教室から聞こえる声…
この声からすると、優奈だろう。
俺はまた一つ、問題が増えた…と、ため息をつく。
それをよそに、優奈の声を聞いた涼子はドアを開けて優奈に言い返すように叫ぶ。
「何よ!!自分が慶ちゃんと付き合えないからってひがまないでよね!?これは麗華さんが決めた事だから絶対なの!!」
「ふんっ!麗華さんの命令じゃなかったら付き合ってもらえなかったくせに!!いい気になんないでよね!!」
何処でこの情報を聞き付けたのだろう…
どうせなら隠れて付き合いたかった。
その方が楽だったかもしれない。
そんな中、翼は自分の席で小さくなっていた。
そして寂しそうにこっちを見ている…
俺は口論する二人の目を見計らって翼にメールをする。
「今日は別々に帰ろう。俺達が一緒に住んでいるのがバレるとまずいから」
それだけを打ち、送信する。
直ぐにメールに気付いた翼は、携帯を見て一瞬「え?」と言う表情を見せた。
そして、親指でボタンをカチカチさせる。
多分、返事を打っているのだろう…
そう思っているとバイブがなった。
翼からだ。
本文を見ると
「分かった」
とだけ書かれていた。
この一言が何故か翼の「寂しさ」を感じとっているようで少し胸が痛んだ…
「ごめんな…」
そう悔やむように俺は呟いた。