アナタトノコイ
私の返事も待たずに電話は切れた。



私は走って公園まで行った。




何なのよ?今更…。訳わかんないよ。







公園の前まで行くと和也が立ってた。




私は泣き出さないように唇をかんだ。



和也が


「どした?そんな格好で。マジでずぶぬれだけど?こっち来いよ。」




って言った。



私はやっとのことで声を振り絞り

「何でそんなこと言えるの?私たち別れたんじゃないの?」


と言った。




和也は

「いつ俺らが別れた?お前何考えてんの?夢でも見てたんじゃん?」



と静かな声で言った。
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