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探偵さんと白田さんと
4ページ
探偵さんと白田さんと
そして9月30日、今日もこうして扉を隔てて商品が目の前に広がっている。
扉は引き戸、店主のおばあさんは呼ばなければ出て来ないので、安心して眺めることができる。
自転車の走行音が近づいて来たけれども僕は気にしない。
どうせ通り過ぎるはずだから。
けれどもその走行音は僕の1メートル手前でブレーキをかける音に変わった。
流石に気になったので僕は音の方向に顔を向ける。
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