赤い林檎





「ごちそうさまでしたっ!」

「ん、お粗末さま♪」


紫音の朝ごはんに満足した瑠色は早速入学式の為──ではなく、紫音の為に部屋に戻り化粧を始める。


といっても着ている服は標準服だからそんな派手な化粧は合わない。


「無難にシャドーはブラウンで、チークはオレンジかなぁ。」


ビューラーでまつ毛を上げて、ナチュラルな付けまつ毛をつけた。


「うん、出来たっ」


後は髪の毛のセット~、と洗面所に向かう。


「…お、化粧終わったか?」

「………うん」


洗面所に紫音が居たこともびっくりだけど、何よりも紫音のかっこよさに驚いた。


え、かっこいいんでしょって?

うん、かっこいいんだけど…今はアッシュの少し長めの髪をオールバックにしてるから更にかっこいいの!





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