優等生な彼vs不真面目な彼
和「・・・ったく、頑固者め(笑)」
「うるさいっ///」
この、わけ分かんない意地の張り合いっこは
いつまで続くんだろ・・・って泣きそうになったとき
彼がフォークの先の卵焼きをぱくっ、と食べた
和「ん、ごっそーさん」
口をもぐもぐさせながら、背中を丸めて歩いて行く新田君
・・・・・・なんだったんだろう
麻「ねぇっ、ねぇっ!!何よ今の!!??」
隣で固まってた麻妃があたしの肩を大きく揺さぶる
「な、にが!!・・・ちょっと落ち着いてってば!!」
麻「だからっ!なんで新田君とあんなに仲良くなってんの!?いつの間にっ!?」
「仲良くないって!!」
麻「『あーん』とか言ってたじゃん!」
「言ってないよ!!」
麻「・・・付き合ってたなら一言さー・・・」
「付き合ってない!!・・・・・・からかわれただけだよ・・・」
自分で言って、なんだか虚しくなった
『からかわれただけ』
そうに決まってる
黙ってしまったあたしを、麻妃は意味深な顔して見てた