優等生な彼vs不真面目な彼
【17】仲が悪い2人
和「・・・なんで今日は無口なのよ」
「・・・・・・」
和「『もう新田君とは喋りたくないーっ!!』ってか?」
「・・・・・・」
和「・・・なんか言えって(笑)」
新田君が話しかけても、なかなか応答しないあたしに
痺れを切らしたみたいに
新田君の手が前髪に伸びてきた
「・・・・っなに///」
和「いやだって、委員長の目が見えねぇんだもん」
彼の冷たい手がちょん、っておでこに触れた時
ビクッ・・・っと肩が揺れた
そのままあたしの頬に下りてきた手に
ヤバイと思って顔を上げる
「っちょ///」
和「お、やっとこっち見た(笑)」
頬に手を当てたまま
ニッ、って笑う新田君
「・・・っバカじゃない!?///」
和「バカじゃねーよ(笑)」
・・・本当に、新田君には勝てないよ
この空間は絶対におかしい
最高にやばい
どうしよう・・・って思ってた矢先
教室のドアがゆっくり開いて
翔君が困惑した瞳であたし達を見つめてた