優等生な彼vs不真面目な彼
【3】同じクラスの生徒会長
放課後、いつもどうり友達の麻妃と帰ろうとすると先生に呼ばれた
先「あー、ちょっと待ってくれ。一ノ瀬、すまんが生徒会室に行って資料を取ってきてくれないか」
ちっとも申し訳なさそうじゃない担任からの雑用の申し込み・・・
「・・・帰りたいんですけど」
先「まぁまぁ、頼んだよ」
勝手に押しつけて歩いて行く先生
麻「ドンマイ、・・・あいつ生徒会担当じゃん??委員長なったからには仕方ないって」
「・・・ほんとにやだよ・・・・・・」
麻「頑張んなさい」
「・・・麻妃、待っててくれる?」
麻「・・・いや(笑)」
「裏切り者」
麻「だってこれからバイトだもん(笑)」
『じゃーねー』って人ごとみたいに去っていく麻妃
・・・なによ
友達なら手伝ってくれてもいいじゃんか
麻妃の背中をしばらく睨んでたけど虚しくなったからやめた
さっさと終わらせた方が賢いかもね・・・
そう思って、一階の隅にある生徒会室を目指した