優等生な彼vs不真面目な彼
翔「たまにでいいから、また来てよ」
「・・・なんで」
翔「みんな、部活とかあるから暇なんだ」
「他の人呼べばいいじゃない、友達いっぱいいるでしょ」
翔「・・・一ノ瀬さんと話したい」
頭のいい人の考えることはよく分かんない
「・・・暇な時だけね?」
・・・・・・そう答えちゃったのは、桜川君と話すのも悪くないかなって思ったから
翔「じゃあ、約束」
「分かったって。約束ね」
翔「あと、俺、翔。」
「・・・は?」
翔「桜川君って、呼ばれなれないから。翔って呼んでよ」
「翔太じゃないっけ、名前」
翔「・・・よく分かんないけど、みんな翔って呼ぶんだよね(笑)」
「分かりましたよ、生徒会長。翔君、ね」
翔「んー、まぁいっか」
「なにが(笑)」
『最初はこんなもんか』ってワケ分かんないこと言ってる翔君に『また明日』って生徒会室を出た
1人で歩く帰り道に残ったのは
ココア味がする舌とぽかぽかした心