シャボン玉の遠足
俺が泣かしたんじゃない


だけど、本当に分からないんだ。どうして泣いてたんだろう。


竹に話してみたものの、人に話せば話すほどどんどん落ち込んでいく



「梅さん。俺は、ちゃんとわかってますって!!梅さんが女を泣かせたりしないこと。どちらかといえば、泣かされるタイプですからね!」


「てめえ~!!」


コイツに相談したのが間違いだった。竹はいつだって、ふざけた奴だし。


「本当にわかってますよ。梅さんのことは全部。松さんのことは、しばらくそっとしておいたらどうですか?」


さっきまでのふざけた竹が急にマジな顔になってそういった。


竹が真剣な表情で俺に問いかける


「梅さんは、松さんが本当に好きなんですね。」



「あぁ・・・マジだって何度も言ったろ?俺は、好きなんだよ。松山江梨子のことが。」


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