シャボン玉の遠足
桃は、黙ったままだった。



そんな桃山を矢部は、冷たく見放した声で突き放す。



「桃山。お前じゃ、一生レギュラーになれない。」



俺の中で、何かの糸がキレてしまった。
俺は、立ち上がり二人の前に姿を表した。



いきなり至近距離で、現れるものだから驚いている。



「あの先生!俺は、野球部員なんで関係ないですけど・・・」



なんて、いいながら俺は、声に力を込めていった。



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