シャボン玉の遠足
そういえば・・・竹って彼女いたっけ。俺は竹の顔を見た。相変わらずのイケメンだった。



ついこの間、野球部のマネージャーの雪ちゃんに告白されてなかったっけ?



「おい、竹・・・」



「あ、楽譜ありましたよ!!どうして、数学のプリントと一緒に綴ってるんですか?」竹は、楽譜を俺の手に渡す。



「あ、楽譜?」



「そうです!大切な楽譜ですよ。んも~。」


「竹・・・お前。雪ちゃんとは、どうなった?」俺は、ドキドキしながら聞いた。



「どうって・・・どうにもなってないですよ。だって、マネージャーですよ。」



< 30 / 108 >

この作品をシェア

pagetop