シャボン玉の遠足
実際、登山はかなりの運動量を必要とする。その為に、ただの学校行事として、天空登山に挑むと大変危険だった。そのくらい過酷を極めていた・・・・まず、天空登山には、いくつかルールがあった。その一つに、登山は、五人一組のチームで行動すること。


次に、登山ルートを二泊三日かけて制覇する。
一人でも、リタイアすれば、高校を卒業できないというルールがある。き、厳しすぎる・・・・もちろん、追試登山なるものがあるが、行われる季節は、冬だ!!


もし、遭難でもしたら命の保証はない。まさに、サバイバル登山なのである。




登山中は、男も女も関係ない。トイレは、その辺の草むらでするしお風呂には、当然入れない。



夜は、寝袋か、テントだ。水と食料は、各自調達!!



こんなに過酷だったら毎年、遭難者続々なんて思うに違いない。しかし、実際、遭難者がでたのは百年の歴史の中でたったの一回だった。



ちなみに、その遭難者は、数学の相田先生という噂だ。



相田先生は、毎年天空登山の時期に生徒にお守りを配っているのは、そのせいなのか?!

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