シャボン玉の遠足
ウゥ、気持ちが悪い
思わずしゃがみ込んで地面に手をついてしまう
地面に触れると、ヒンヤリと冷たい感覚が体中に駆け回る感じがした
「・・・・冷たい」
次の瞬間、また強い吐き気に襲われてその場にうずくまってしまう
「ウゥ・・・・グェ・・・・・」
嘔吐を繰り返しながらぼんやりと頭に弟の純の顔がよぎった
「純・・・・お姉ちゃんってホントバカだよね。情けない・・・何で・・・・わたし、生きてるんだろ」
純に申し訳ない。
弟を殺した人間と同じ罪を犯した人を好きになって、セックスまでするなんて。
今ほど、自分が消えてしまえばいいと思った事はない
消してしまいたい
全てをなかったことに
わたしも
雅人さんも
純を殺した奴も
みんなみんな消えてしまえばいいのに
思わずしゃがみ込んで地面に手をついてしまう
地面に触れると、ヒンヤリと冷たい感覚が体中に駆け回る感じがした
「・・・・冷たい」
次の瞬間、また強い吐き気に襲われてその場にうずくまってしまう
「ウゥ・・・・グェ・・・・・」
嘔吐を繰り返しながらぼんやりと頭に弟の純の顔がよぎった
「純・・・・お姉ちゃんってホントバカだよね。情けない・・・何で・・・・わたし、生きてるんだろ」
純に申し訳ない。
弟を殺した人間と同じ罪を犯した人を好きになって、セックスまでするなんて。
今ほど、自分が消えてしまえばいいと思った事はない
消してしまいたい
全てをなかったことに
わたしも
雅人さんも
純を殺した奴も
みんなみんな消えてしまえばいいのに