シャボン玉の遠足
銀河鉄道に乗って
赤山高校3年2組
松山江梨子
「今年は、2組かぁ」
ぼんやりと掲示板を眺めていると両方の肩をポンとたたかれた
振り返ると親友の町子が笑っている
「また、同じクラスだね~えりちゃん宜しくね。」
「こちらこそ。今年は、天空登山の年だし。町子とは、絶対同じクラスになりたかったんだ!」
「それをいうなら、わたしもだよ。教室行こっか?」
町子に促され、わたしは教室に向かって歩きだした
あの日の夜のことは
あまり覚えていない
気が付くとわたしは携帯で町子に助けを求めていた
わたしのSOSに町子が駆けつけてくれて、たぶん一緒に連れて帰ってくれたのだろう
あの日起こった出来事を町子は今も何も聞いて来ない
ただひと言、あの日
「無事で良かった。」
って何度も言ってくれて。
その言葉のおかげで、わたしは今日まで生きてこれているんだと思う
松山江梨子
「今年は、2組かぁ」
ぼんやりと掲示板を眺めていると両方の肩をポンとたたかれた
振り返ると親友の町子が笑っている
「また、同じクラスだね~えりちゃん宜しくね。」
「こちらこそ。今年は、天空登山の年だし。町子とは、絶対同じクラスになりたかったんだ!」
「それをいうなら、わたしもだよ。教室行こっか?」
町子に促され、わたしは教室に向かって歩きだした
あの日の夜のことは
あまり覚えていない
気が付くとわたしは携帯で町子に助けを求めていた
わたしのSOSに町子が駆けつけてくれて、たぶん一緒に連れて帰ってくれたのだろう
あの日起こった出来事を町子は今も何も聞いて来ない
ただひと言、あの日
「無事で良かった。」
って何度も言ってくれて。
その言葉のおかげで、わたしは今日まで生きてこれているんだと思う