シャボン玉の遠足
マイペースな姿勢を崩さないおばあちゃん。

梅川くんは、手でゴメンねと謝ってる。


その仕草がとても自然で、おばあちゃんととても仲良しなのが伝わってくる


あ、この感じ・・・懐かしい

この居心地のよい温もり


遠い昔、わたしの家にもあったはず


ずっと、忘れていた記憶が蘇ってきた


胸が詰まってその場を動けない・・・









「松山さん?大丈夫?」


梅川くんが、心配そうにわざわざしゃがみこんで私を見上げている

「あ、ゴメンね平気。梅川くん、おばあちゃんと仲良しなんだね。」

奥の座敷に向かいながら話した


「全然っっ!今日も突然来てさ、迷惑してるんだ。うちのばあちゃんには!」


「そうなの。でも、節子さんって名前で呼んでいるんだね」



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