シャボン玉の遠足
またまた梅川くんは、真っ赤になりながら申し訳なさそうにうつ向いた


本当に意外
人は、見かけによらないのね。
梅川くんが、こんなに赤面症とは知らなかった


いつも、大声で竹野くんとジャレあってる姿ばっかり見てたからな

























「何だか、いい感じだよね~。あの二人。」


頬杖をつきながら、会話が弾んでいる二人をぼぉっーと眺めている男。竹野大。


「ねぇ、あの二人ほっといていいの?竹野くん。」


隣に並んで座っている町子は、何か言いたげな目付きで睨んだ


「え?いいのいいの。」


竹野は、名前を呼ばれて、一瞬意識がはっきりした様子だったが、またぼぉっーと夢うつつになっている様子


「本当にいいのかな~?」


竹野に聞こえるように町子は、わざとらしく独り言をもらすが、竹野は完全に無視している



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