シャボン玉の遠足
銀河鉄道の夜
宮沢賢治の童話である

いつもひとりぼっちの主人公が友達と一緒に銀河鉄道に乗って、銀河を旅する話だ


最後に主人公は、友達と別れて銀河鉄道を降りるのだが友達はそのまま銀河鉄道に乗って天国に旅立っていった


カラフルな色彩を使った影絵が場面を描いていく。懐かしい影絵が物語を想像豊かにさせる


座敷は、シィーンと静まりかえりDVDから聞こえてくる朗読の声に皆耳を傾けているようだ



わたしは胸が痛くなった


あの銀河鉄道に弟の純が乗っているような気がしてならない


小さな男の子が、友達と一緒に楽しそうに旅をしている


その姿に純を重ねた


純。君も今ごろ旅に出ているの


お姉ちゃんも一緒に連れていって欲しかった


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