好きになった。




「ゆ…め…? 夢だ…よ……。」



そう言う美緒はまだ現状が
理解出来てないようで…



「夢なんかじゃないよ…。
ちゃんと、美緒に触れてるじゃん。」



そう言って美緒の頬に触れて

親指でソッと涙を拭いた……




「ふぇ…、りっ…ちゃ…ん…。
み…お……、ずっと…ヒック。
ずっと…、りっちゃ……んに
会…いた……かっ…たよぉ…。」




泣きながらも必死に気持ちを
伝えようとする美緒を…





「りっ…ちゃん、りっちゃん……。」





何度も俺の事を呼ぶ美緒を…――





「み…お、りっ…ちゃ……ん、






だい…すき…だよ…。」





何よりも、誰よりも
愛しいと思ったんだ…――――――






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