好きになった。





「美っ…、美緒もっ!
ずっとりっ…りっちゃんの
隣の席がいいよっ!!」



握りしめ過ぎたスカートは
少しシワになっていて…。



でもそんなのちっとも気にならない。



自分の気持ちハッキリ言うもんっ!




そう言うとりっちゃんはクスッと笑って、
あたしの長い髪に触れた…。




「嬉しいよ。」




髪から頬に触れる。






そう言えば、りっちゃん
小さい頃から髪と頬によく
触れてくれてた。







癖なのかな…?









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