好きになった。
encounter.




「美緒~? 楓ちゃんが来てるわよー。」


「はぁーいっ!」



桜が咲く季節が訪れあれから数年後…。

あたしは今日から高校生です!



「美緒おそーいっ!!」


玄関を出ると鏡を見て身だしなみを、
チェックしている楓ちゃんがいた。


「楓ちゃん、おはよう♪
遅くなってごめんね!」


「美緒…、あんた……。」


え…?


「超絶可愛いいんですけど!
つーか、高校生でそのサイズは反則!」


「うぅ…(汗)」


そのサイズ=小さい=149㎝


「こりゃ、男の子が放っておかないねぇ…」


どーせ、チビだもん…。
高校生だしこれからが
育ち盛りだもんねぇ♪


楓ちゃんは小学校からの親友で
家も結構近いからか、親同士も仲がいい。



「あたしの親と美緒んち後から一緒に
来るって言ってたよ~♪」


「うん、朝聞いたよ!」


入学式とか緊張するなぁ…。
まだ人混み慣れてないし、
高校生だから背が高い人
いっぱいいるだろうなぁ〜(泣)

今から心臓がバクバクなあたしに
楓ちゃんは"大丈夫でしょ~"
なんて余裕な表情をしていた。





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