好きになった。






バンッ…………――――――――




「美緒っ!!!!」





痛い……


右の頬がジンジンする……



一瞬意識を手放しそうになったけど

痛みが手放すことを許さなかった。



あたしはしりもちを着き
床に座り込む。





「美緒大丈夫っ!?」

「美緒ちゃん!?」




みんなが集まって来るのがわかる。




それに目頭が熱くなり、涙が
出そうにった。





泣くな…、泣くな…、泣くな。

何度も自分に言い聞かせた。



泣いたらダメ。



迷惑ばっかかけるのは嫌。








泣くな…、自分。











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