好きになった。






バンッ……――――――



「美緒!」


気付いた時点ですぐ行けばよかった!


「ちょっ…、燐!」


永澤のヤツも気付いてたなら
止めさればよかったのに!



気付いてたんじゃねーのかよ!










「りっちゃ…ん…?」



床に座り込む美緒の目には
涙が溜まっていた。


なのに痛くないとか嘘付いて
無理に笑ってる……。



何をそこまで我慢する…?


美緒は美緒なんだから
強がらないで泣けばいい…―――











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