好きになった。



「ゔぇ…、やっぱり無理でした。」


靴を履き替えるだけでも
押されたり、ぶつかったり…


「あたし見てくるからここの隅にいて?」


グダグダになっているあたしを見て、
楓ちゃんがあたしの頭を撫でた…。


「ありがとう、楓ちゃん。」



「動かないでね~!」



そう言うと楓ちゃんは
人混みの中に入って行った。






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