好きになった。




「美緒!大丈夫っ!?」


教室に戻ると丁度昼休みに
入ったところだった。


「あーあ、こんなに腫れて……」


「大丈夫か~?」


楓ちゃんの隣には流哉くんもいた。



「大丈夫だよ。ありがとう!」

笑うと、ズキッとした痛みが走り
眉間に皺がよってしまう。



「お昼食べられそう?」


「うんっ、お腹ペコペコ~」



鞄の中からお弁当を取ろうとしたとき
何かに見られてる
感じがして鳥肌が立った。




気のせいかな……――――――――――














.
< 77 / 82 >

この作品をシェア

pagetop