正直に好きだと言えなくて…




**********

「入学式から遅刻しそうでどうするの!
急ぎなさい!!」


「分かってるってば!行って来ます!」



私は遅刻常習犯


中学のときから3日に1度は
遅刻をしてた

高校生はしないって決めたのに!!


私は玄関を開けた―――



「えっ…、ひ…ろと……?」



家の前にはいないはずの寛人がいた




「なんで俺の名前…知ってんの?」



しまった!!



「え!?当たっちゃったの!?
私って凄いかも!」


「あてずっぽ?ならあんたすげぇな!」


「今名前当てるの流行ってんだぁ!」



私は上手くごまかした













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