魁桜


さっさと帰ればいいのに。

てゆーか、あたしが帰ればいいのか。

明日学校だし?もういつの間にか夜になってるし?

そーだ。お家へ帰ろう!



『…帰ります!』

「えー!何で?オニーサンと朝までお喋りしようよ〜」

『朝までオッサンと語るくらいなら、透と居る方がマシだ』

「(また俺!? てかあれは喜んでいいのか…?)」

「…透に負けたか」

「真城さん!?」



遠い目をしてる真城サンに、慌てる透。

フン、ざまぁみろ!



「えーマジで帰っちゃうのー」

『……』



< 192 / 528 >

この作品をシェア

pagetop