魁桜


暁斗の笑顔を見てたらなんかそう思えてきた。



「今ここで襲おうか?」

『んなわけないよねー。うん嘘だよ』



怖いいいっ!!

だってほんとにそう思ったんだもん…。



「早く。…じゃないとキスすんぞ?」

『わっ、わかった!言うよ!!』



ニヤリと笑った魔王にあたしはハッとした。

…口走ってしまったよ。

ああもう、なるようになれ!!



『暁斗……』

「ん」

『……す、好きだよ…?』



わぁーっ、恥ずかしい…!!

あたし絶対顔赤いね!逸らさなかっただけエライと思う!!



< 232 / 528 >

この作品をシェア

pagetop