魁桜
エピローグ
バッシャーン!と水飛沫を上げて飛び込んで来た透。
あたしも琴音もびしょびしょ。
「『………』」
「ケツ打った…!」
ハッ!ざまぁみろ。
痛そうにお尻を押さえる透がバカみたいだった。
…てかバカ?
「…透ってさぁ」
『幼稚だよね。やる事とかが』
「何をー!?」
バシャバシャと水を掛けられて、あたしたちも反撃。
2対1だからね。こっちが強い!!
…って思ってた。
「『わあっ!?』」
後ろから不意討ちを食らった。
誰だ!?