恋風〜恋ってセツナクて風が心まで冷たくしちゃうの?
夏休みが、
あっという間に終わり
久しぶりの会社。

旅行しなかった私には、
手荷物は増えてないけど…
なんとなく紙袋を持っている人が多い気がする。



朝のハッピータイム。

青葉さんの姿をやっぱり探している私。

今日もいないのかなぁ…。

一週間以上会えてないと、かなり気分がブルーで…
重い足どりのまま出社してしまった。



「 ほのか!
今の顔めちゃくちゃ可愛くないよ?
本当にヤバイって! 」


ロッカールームの鏡の前に連れていかれて
自分の顔を見た。


「 いやぁぁぁぁぁ…。 」


思わず叫んでしまった。

だって、
目にはクマができてるし
なんか暗い。

なんとかメイクでごまかせるかな?

あわてている私に、
倫子がメイクを直してくれて…
なんとか、ごまかせるみたい。


青葉さんに会えない寂しさを仕事に出しちゃダメなんだから!


鏡の中の私につぶやいて、仕事をはじめた。
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